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20代で海外駐在員として働く・メリットとデメリット

私は26歳~31歳の5年間海外駐在員としてメキシコで働いてきました。

その経験から考える20代で海外駐在し、働くことのメリット・デメリットを紹介します。

 

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メリット:業務の幅が広がる

20代で海外駐在する場合、日本での経験は一般的に2年~6年程になると思います。職種や部署にもよりますが、会社全体の仕事のほんの一部を担当している方が殆どだと推測します。私もそうでした。

 

海外駐在が始まると、日本との窓口になることが多いです。日本で働いている日本人は英語が使えない人も多いため、海外と仕事をするときは駐在員を頼ってきます。

 

一方、駐在員は全ての業務範囲に対して配置されていないことが多いため、今まで携わったことのない業務の話まで、自分のところに来てしまい、結果的に業務の幅がどんどん広がっていきます。

 

これをどこまでこなせるか、が一つの鍵にはなるのですが、日本ではできなかった業務の知識がつくことになり、大きく成長できるはずです。これはその後のキャリアにも有利になることでしょう。

 

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メリット:語学力・英語力が上がる

これに関しては、海外駐在しながらも、語学の勉強しながら、現地での生活を通して吸収していくという貪欲さがあることが前提です。海外に住んで、通訳を使って仕事をしている人は、語学力はほぼ伸びないと考えて下さい。

 

仕事では、英語や現地語だけを使い、現地語を使って生活する。それを続けることができれば必ず語学力は上がります。そこで身につけた語学力は一生物の武器になります。この武器は早い段階で身につけるに超したことはありません。

 

仕事を通じて吸収した語学力は「使える」語学力・生きた語学力です。TOEICなどの英語の勉強では、生きた語学力がなかなか身につきません。

 

英語の資料を作成したり、プレゼンをすれば、一目瞭然で、日本で英語を勉強しただけの人と大きな差を付ける事ができます。

 

今後、翻訳機の精度が上がり実用化されるはずですが、そうなった後でも現地の言葉(文化)を知った上でビジネスをすることができる、というのは武器になることは変わらないはずです。

 

メリット:マネジメントが経験できる

これはタイトルにもよりますが、日本での職位よりも高い職位で駐在するケースが多いと思います。そのため日本では平社員でも海外では管理職として派遣されるケースもあります。

 

部下のマネジメントや業績のマネジメントなど、日本では若いときになかなか経験できないことが経験できる可能性が高いです。

 

将来日本で管理職になったときに、この経験を生かすこともできます。

 

メリット:キャリア・転職の選択肢が増える

業務の幅が広がり、語学力が身につけば、選べる道が広がります。

 

20代で駐在すれば帰国してもまだまだ転職は余裕でできます。

 

例えば、元の会社を辞めて、現地の会社に就職し永住することも選択肢に入ってきますし、他の国で働くことも考える事ができます。

 

もちろん日本に帰って転職を考えた場合でも、臆することなく外資系企業に挑戦することもできるでしょう。海外相手のビジネスを立ち上げることだってできます。

 

また転職しない場合でも、今までの専門と違った部署への希望を出すこともできるでしょう。

 

メリット:海外に人脈ができる

長く働けば本当に信頼できる友人・同僚・上司などができます。この繋がりは日本に帰ってきてからも続きます。

 

こういった人脈から入ってくる現地の情報は、日本で普通に生活していても得ることができないものが多いです。そこからビジネスのヒントを得ることもできるかもしれません。

 

同僚の場合、日本に帰ってきてからも業務上サポートしてもらうことができ、他の社員よりも優位性をもって海外サイドを動かすことができるようになります。20代でこの状態になれることは今後長く続くキャリアにとっては大きな武器になります。

 

また、海外サイドからも頼られることも多々あり、自分がキーパーソンとなって海外サイドの情報を得たり、海外サイドを動かすことができるようになるため、自分自身が日本の職場でキーパーソンになれることもあります

 

メリット:給与が増える・お金が貯まる

日本で働いていた時より給与が増えるケースが多いと思います。

 

お金が貯まるかどうかは自分次第ですが、入ってくるお金が多いため、意識すれば日本にいるときよりもお金を貯めることもできます。

 

メリット:メンタルが強くなる

海外で仕事をするのは、日本とは違うストレスが多いです。最初は言葉でつまずく人も多いでしょう。業務のやり方も違います。日本と海外の板挟みにあったり、プレッシャーも多いです。加えて生活もがらりと変わるため、常にストレスを抱えています。

 

そういった状況をうまくこなし、一つ一つの仕事を乗り越えていくことで精神的にタフになっていきます。

 

日本で上司に守られながら仕事をする20代と比べ、海外駐在員は守ってくれる人がいないことが多いです。そのため20代からそういった経験ができることは大きなメリットであると考えます。

 

メリット:接待力が上がる

海外の事業所には日本からの出張者が多く来ます。しかも職位が高い人が来ることが多いため、お迎えからおもてなしまで駐在員が対応するケースが多いです。

 

大企業の場合、20代で駐在すれば、日本ではなかなか話すことのできない会社の上層部の人と関わることが多くなり、結果、顔を覚えてもらうことができます。

 

また、日本人の多い街では、現地の日本人会への参加や他企業との交流の機会も多く、他企業の現地社長などと飲む事もあります。

 

20代で駐在すれば、大抵のケースで下っ端になるはずなので、そういった場の手配をする機会が多くなります。知らないうちにおもてなし上手になれると思います。

 

デメリット:日本で仕事をするのが嫌になる(かも)

ここからはデメリットです。

 

20代という早い段階で日本を出ると、日本のビジネスの基本が完璧に身につく前に海外のやり方に馴染んでしまう事があります。

 

日本に帰国した後、海外のやり方では日本では通用しないことも多々あります。こいつは基本がなってない、と思われてしまう場面も出てくるかもしれません。

 

また、日本の細かさ、無駄な資料を作らされる、根回し、無駄に長い会議、意思決定の遅さ、など、あまりに環境が違い、それが非効率的に思えることがあります。

 

そうなったとき、日本での仕事が嫌になる時が来るかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか?

 

総じて、私の経験からすると、20代という早い段階から海外駐在し、仕事をすることはメリットが多くデメリットが少ないと思います。

 

生活面でのメリット・デメリットはこちらの記事で紹介しています。

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